絵本:なめとこ山の熊

岩手の山奥で猟師をして、細々と暮らしている熊捕り名人の小十郎は、やがて熊が話している言葉さえわかるようになります。

熊捕り名人 小十郎は、大きな重い鉄砲をもって、たくましい黄色い犬と いっしょに ゆっくり ノッシ ノッシと 山に入って行くのです。

小十郎は、お母さん熊と子熊が 遠くを眺めているのに バッタリ出くわし、二疋の熊の うしろ姿から 後光が射しているように思えて、おもわず 立ちどまりました。

小十郎が、しばらく休んでいた そのときです。 いきなり 犬が火がついたように ほえたてました。 あの大きな熊が 両手で立って こっちへ向かって来たのです。

・原作:宮沢賢治

・切り絵:川越義夫

・発行:ユラナス社

・A4変形判

・カラー34ページ

・1,400円(税別)

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